研究会(研究発表会)

第61回(石川)

講演要旨

マメシンクイガ発生調査への合成性フェロモントラップの利用

山代千加子・石本万寿広(新潟農総研作物研)

マメシンクイガの発生調査への性フェロモントラップの有効性を評価するため,ダイズ圃場において,トラップの種類と設置高の検討,及び誘殺消長の調査を行った。トラップの種類は,SE粘着式,ファネル,コーンの3種類を比較し,SE粘着式が安定して多く誘殺された。設置高は,SE粘着式を用いて,草冠高と,草冠高の1/2の高さで比較した結果,草冠高が安定して多く誘殺された。これらから,SE粘着式トラップを草冠高に設置する方法が良いと思われた。誘殺消長の調査は,2007年・2008年に,計6か所のダイズ圃場にトラップ(SE粘着式,草冠高)を設置して行った。地点間で誘殺消長に大きな違いはみられず,8月第3〜4半旬に始まり,8月第6半旬〜9月第1半旬に誘殺ピークを迎えた。総誘殺数は最多247,最少28であった。また、マメシンクイガの発生程度がかなり低い圃場においても,性フェロモントラップでは明瞭な誘殺消長が得られた。今後,発生時期や防除要否の判断等の技術を確立することによって,発生予察調査への性フェロモントラップの利用が期待できる。

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2009.12.29更新