研究会(研究発表会)

第63回(新潟)

講演要旨

紫外線殺菌灯による循環式養液栽培トマトの青枯病発病抑制効果

佐藤秀明1・棚橋 恵1・種村竜太1・前田征之21新潟農総研園芸研・2新潟農総研)

ハウス抑制作型の循環式養液栽培トマトで,紫外線殺菌灯(CORALIFE turbo twist 6X)で養液を殺菌することにより青枯病の発病の蔓延を抑制できるか検討した。8月5日に品種「桃太郎なつみ」を定植し,養液は大塚A処方を用い減量分を補充して管理した。8月25日に5×107cfu/mlの青枯病菌菌液20mlを各区1株に断根かん注接種し,処理区は接種直前から養液に紫外線を常時照射した。接種後8月26日〜9月29日の発病と養液中の青枯病菌密度を1日おきに調査した。9月29日の枯死株は,接種株と接種の影響があった隣の株を除く13株中,処理区で2株,無処理区で12株,養液中の青枯病菌密度は,処理区で7cfu/ml,無処理区で5×105cfu/mlであった。養液中の青枯病菌密度は,ほぼ全期間を通して処理区が低く推移した。スタンプ法により地際部から0,50,100,150cm上位茎内からの青枯病菌検出株率を10月3日に調査したところ,処理区で100,46,8,0%,無処理区で100,100,53,0%であった。以上から,紫外線殺菌灯は循環式養液栽培トマトの養液中の青枯病菌の増殖を抑え,発病を抑制した。

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2011.1.21更新