研究会(研究発表会)

第64回(富山)

講演要旨

穂いもち防除を目的としたケイ酸質資材の施用法の検討

安達直人1・塚本昇市1・宇野史生1・濱田亜矢子1・工藤卓雄1・北田敬宇1・高原浩之2・古賀博則21石川農研・2石川県立大学)

穂いもち防除技術として、数種のケイ酸質資材の施用効果および施用法について比較検討した。試験は石川県能美市の現地圃場(土壌ケイ酸10.1mg/100g)において実施し、2010年はケイ酸質資材として軽量気泡コンクリート資材(ALC,SiO217%)、シリカゲル肥料(SiO217%)およびケイ酸苦土石灰(SiO230%)を、耕起前にSiO2として50kg/10a施用した。2011年は、ALC、ケイ酸苦土石灰およびケイ酸リン肥(SiO230%)を25~50kg/10a施用するとともに、圃場の一部には上記と別のシリカゲル肥料(SiO290%)を育苗箱1枚あたり200gを播種時施用した苗を移植した。2010年はいもち病少発生条件下であったが、ケイ酸質資材を施用することによって葉いもちの発生は抑制され、ALC施用区においてその効果が最も高かった。ALC施用区では穂いもちの発生も抑制されたが、他区では効果が認められなかった。2011年はいもち病の発生がなかった。穂揃期の稲体中のSiO2 /N含有率比はALCやケイ酸リン肥を施用することで特に高くなったが、シリカゲル肥料の苗箱施用による効果は判然としなかった。

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2013.9.20更新